私の結婚式の良かったところ

自分の結婚式で良かったところは、6月に式を挙げるジューンブライドをする夢が叶ったことです。結婚式自体は人生で一度きりでありたい、一大イベントでもあります。神社などで行う人前式や高級ホテルで行う洋式の結婚式、海外で挙げるリゾートウェディングなどもあります。今まで参加してきた結婚式の中でもジューンブライドはとても感動するシチュエーションで、気候も暑くもなく寒くもなく丁度良い時期です。最近は梅雨も7月になるので6月にはあまり雨が降らないというケースもあり、多くの人がこの時期を選んでいると言われています。今まで1から5回くらい結婚式に参加したことがある人が多いですが、経験が多ければ多いほど式のクオリティがよくわかってきます。誰かと比較したくなくても比較しがちになるので、自分の結婚式はどのようなクオリティになるのか不安にかられることもあります。レストランで披露宴を行い、出てきたフォアグラがかなり美味しかったことやデザートがビュッフェ式でホテルのものだったので美味しかったことも存在します。花嫁さんの美しさにも負けてしまうほど、ゲストにとっては美味しさの方が大切なケースもあります。伊勢海老専門料理店で手作りの料理を披露するというパフォーマンスもありますし、姫になったような気分にさせてくれるものも存在しています。リゾートウェディングは、非日常を味わうことができますが長時間の疲れで式に参加できないというハプニング上がるケースもあり、体調管理は非常に大切となります。美容師の新郎が新婦のヘアメイクを担当するというパフォーマンスもあり、思いのこもったスタイルに皆が感動するというケースもよくあります。また結婚式には欠かせない手みやげですが、家に帰って開けてみるととても嬉しいものが入っていたら感動しますががっかりするケースも存在しています。このような状態にならないようにお土産にも手を抜かないようにします。

私の結婚式で取り入れた余興演出

私の結婚式で取り入れた余興演出は、事前の打ち合わせの時にいろいろ考えて計画しました。一つ目は、「じゃんけん大会」です。新郎の自分や新婦の嫁とみんなでじゃんけん大会をしていって、最後まで勝ち残った1名に景品を贈るというもので、結構盛り上がりました。景品もあまり高いものではなかったのですが、じゃんけんという単純なルールがお年寄りから子供まで一緒に参加できたので良かったのかもしれません。普通の結婚式とは違い、アットホームな雰囲気の式にしたかったので、その演出は当たりでした。5回戦行ったのですが、回を重ねるごとにみんなの熱気が伝わって来て楽しかったのを覚えています。余興演出の二つ目としては、ウエディングケーキの飾りつけです。大きな四角い形のスポンジの周りをクリームでコーティングしただけのケーキに、列席者全員がフルーツやチョコチップなどでデコレーションしてウエディングケーキを飾り上げて完成させるという演出でした。結婚式の主役だけでなく、列席者も参加して作り上げる式という雰囲気が結構受けました。喜ぶのは子供たちだけかなと思っていましたが、年齢関係なく楽しく飾りつけしていた様子を見ていて嬉しく思ったのを覚えています。「料理も美味しかった」とか、「ウエディングケーキの演出も良かった」、「ケーキ自体も美味しかった」という感想をかなり頂くことができました。「アットホームな温かい結婚式だったね」と言ってくれる人も多くいて、狙い通りの式を挙げることができたことが嬉しかったです。来賓の挨拶や歌なども極力少なくして、料理を楽しんでもらえる形にしたのも良かったようです。お料理が美味しい会場だったのと、出て来た料理の品数の多さに驚いていました。結婚式というとあまり新郎も新婦も料理を食べられないという印象だったのですが、出された料理を完食した位です。みんなが楽しめる結婚式にしたいという自分たちの意見が全部反映された、素晴らしい式を挙げることができました。

​私の結婚式の感動エピソード

私は3年前に、結婚式を挙げました。現在の夫との結婚が決まり、どのような結婚式にしようかと話し合っていたのですが、当初私はあまり式に乗り気ではありませんでした。女性の多くは式を挙げたい、ウェディングドレスを着たいという願望を持っているかもしれませんが、私は式やドレスにはほとんど興味を持っていませんでした。その理由として考えられることは、私の両親が離婚をしていることが挙げられます。
両親は私が小学1年生の時に離婚をして、それからは母が1人で私を育ててくれました。子供心にも決して生活が楽ではないことに気付いており、朝早くから夜遅くまで働いている母を困らせるようなことをしてはいけないと、できる限り良い子でいることを心がけているような子供でした。父と会いたいという気持ちがなかったといえば嘘になってしまいますが、必死で働いている母の様子を見ていると、私がわがままを言って父に会うことは許されないと思っていました。
中学、高校と成長をすると、次第に父に対する気持ちが強くなっていきました。今どうしているのか、どのように暮らしているのか、母に父のことをたずねてみたい気持ちはあっても、2人の離婚の理由が父の浮気だったことを知った私には、母を傷付けてしまうのではないかと不安になり、父に関することを何も質問することができずにいました。母と私の間では、父のことを話題にしてはいけないという暗黙のルールが存在しているような気がしていたからです。
高校卒業後、私は地元の建設会社へ就職し、そこで夫と出会うことができました。初対面から意気投合した私たちはすぐに交際へと発展し、結婚を意識するようになりました。そして、結婚式をどうするのかといった話し合いの際、式に対する私の正直な気持ちを夫に全て打ち明けることができました。それは、父がその場に存在しないのなら、式を挙げる意味がないという思いでした。そのような私の本心を知った夫は、近親者だけの小さな式を挙げることを提案してくれました。母に私の晴れ姿を見てほしいという気持ちは当然のことながらあり、式を挙げることを決意しました。
式当日はとても緊張していた私ですが、夫と2人でバージンロードを歩くために会場の扉が開いた瞬間、緊張は感動へと変わりました。バージンロードの先には、父が立っていたのです。幼い頃に別れたままの父でしたが、しっかりと当時の面影が残っていたため、その人がすぐに父だとわかりました。私の父への思いを知った夫が、母と相談をしてくれて、父を式へ招待してくれたことをその時に初めて知りました。
父は穏やかに微笑んでいて、よく見ると目には涙が浮かんでいました。ずっと会いたいと願っていた父と、自分の結婚式という晴れの舞台で再会することができ、まるで夢のような時間でした。しっかりと私の気持ちを汲んでくれた夫はもちろんのこと、複雑な心境であったにもかかわらず娘である私の気持ちを理解してくれた母に、心から感謝の気持ちでいっぱいになりました。